名四築地口インターのふもとにある町工場。

ご主人があたたかくお出迎え。

身も心も、とってもお若い方。

両手いっぱいもある大きなモノを仕上げながらも談笑できる余裕は経験豊富である証。

なんせ笑いながら、数十ミクロンの世界を克服していく。

曰く、

特殊な部品だから設備があってやれるところが減ってきてね、

仕事が特殊ゆえに黙っていてもお客さんが仕事を依頼してくる。

こちらからは仕事の要求や宣伝はしないんだ。

一日でやれるだけやって休憩の時間もつくってさ。


微笑みながら語る。

「まあ、自分たちが食べていける分稼いだら言うことないわな」


新聞記事に乗った自作の部品の写真。

仕事に誇りをもち、機械を操るその姿は何気なしに見せているけれども

高度な仕事をこなしていくキャリアの高さを物語る。

きょうはこれ(仕上げているモノ)を仕上げて橋の向こうのパチンコ店に遊びにいくんだよー。

やさしい笑い顔が生きている。

楽しまなきゃ。仕事も遊びも。



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