汗を流す。
”コツコツと”できるうちに仕事を進めていかないと。
彼がよく口にする言葉。
とある工場に毎日夜遅くまで電灯が灯る。
硬いものを専門で削っている。
ピカピカに磨かれた完成品が机の上に整然と並ぶ。
「綺麗に削れると気持ち良いよ!」
微笑みながら語る。この仕事にたどり着くまでの道程。様々な職に就き、経験を重ねてきた。
だから、簡単に削れないものを形にしていくことなど、
気持ちが良くなるぐらい容易くこなしていく(ように見える)。
「汗をかかないと。」
真面目に昼夜取り組む姿に教師的想いを寄せる。
車大好き。
いつも夜中に話し込むときは山になった車のカタログを見せてもらいながら
ああでもないこうでもないと色々話し込む。
たのしい時間が過ぎるのが早い。
技術的な会話も飛ぶ。
「あっ、もうこんな時間か! もう少し仕事するわ。」
お互いに仕事の事も忘れて歓談するのがここのところ習慣になってしまった。(汗)
ここに来ると昭和40年代のような「いきいき」が残ってる。
ちなみにバブルの「イケイケ」とは雲泥の差。
きょうも元気をもらう。
「お互いこれから仕事だな。」
「じゃ、おやすみなさい!」
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